独学で中小企業診断士試験に受かって知った意外な事実6選【1次試験編】
こんにちは。たまる (@marunon777)です。
以前、実務補習の記事でも紹介しましたが、昨年の12月に中小企業診断士の2次試験に合格しました。
この資格、取得したい資格ランキングだと上位に来るみたいです。
第5回 取得したい資格ランキング - ランキング 資格ランキング2016 | 日経キャリアNET
サラリーマンのスキルアップとして 人気のようですね。
でもその割に、知名度が低い…
私がまだ20代なのがあるかもしれませんが、同世代に中小企業診断士を受験していることを伝えても、どんな資格か知っている人は少数。
そこで今回は、どんな科目があるの?難易度は?とかは試験の要綱を見てもらうとして、独学で受験した中で知ったこの資格試験についての「事実」を紹介したいと思います!
まず今回は1次試験についてです。
- 1.中小企業診断士1次試験は独学でもいける
- 2.中小企業診断士試験のテキストは中古でも問題ない
- 3.中小企業診断士の1次試験の勉強は意外と楽しい
- 4.科目による難易度の差がえぐい
- 5.試験会場はおじさんばっかり
- 6.受験生応援サイト(一発合格道場、タキプロ)のクオリティがかなり高い
- まとめ
1.中小企業診断士1次試験は独学でもいける
正直、1次試験は独学でいけると思います。
1次試験は7科目もありますが、マークシート形式です。深い知識は求められません。
加えて、7科目合計で420点取れば合格するので、苦手な科目は得意な科目で補うといった戦略をとることが可能です。
つまり、「どうしても理解できない…」論点、問題はある程度捨ててしまって問題ありません。
<中小企業診断士1次試験で実際に捨てた論点>
〇経営情報システムの統計の問題
〇経営法務の組織再編の細かい問題
〇企業経営理論の労働関係の細かい問題 など
難しい問題に時間をかけるよりも、簡単に解ける問題を確実に増やしていく勉強をしたほうが効率がいいです(あまりにも捨てる範囲が大きいと受からないのは当然ですが)。
そのため、高いお金(大手なら20万前後)と時間をかけてまで予備校に行って深く学ぶ必要性を感じませんでした。
ただ、「お金よりも時間のほうが圧倒的に大事…!」という人は予備校のほうが効率よく学べるのかもしれません。
2.中小企業診断士試験のテキストは中古でも問題ない
中小企業診断士試験のテキストは毎年更新されて出版されます。
ただ、中身を見ると分かりますが、9割5分の内容は前年度と変わりません。
一部、経営法務の法律改正部分等、大きく変わる点はありますが、基本的には4~5年前のテキストでも十分戦えると思います。
最新のテキスト・問題集・過去問をすべてそろえると5万円近くします。
メルカリやヤフオク、ブックオフで中古版をそろえると2万円かかりません。
なるべく費用を抑えたい人は中古版を活用するといいと思います。
3.中小企業診断士の1次試験の勉強は意外と楽しい
1次試験は2次試験に比べると勉強の量に比例して点数が上がりやすいです。
①テキスト読む
↓
②問題集を解く
↓
③間違えた問題をテキストで復習
↓
④再度問題集を解く
というサイクルを愚直に繰り返していけば、右肩上がりに点数は上がっていくでしょう。
勉強すればするほど合格に近づいていく感じが持てるので、結構モチベーションは保ちやすいと思います。
そのため、1次試験はある程度集中して時間をかければ誰でも合格点に近づける試験だと思います。
その点、2次試験は答えがないので勉強しても自分が成長しているかどうか分かりません。
人によっては10年近く受けても受からない人も…。
試験のドツボにはまるとかなりつらく感じると思います。
4.科目による難易度の差がえぐい
平成30年度試験の科目ごとの受験者数と合格者数は以下です。
平成29年度試験の科目ごとの受験者数と合格者数は以下です。
平成28年度の「年度試験の科目ごとの受験者数と合格者数は以下です。
ぱっと見てわかるように、課目によって合格者が1,000人を切る科目もあれば、3,000人を超える科目もあります。
難易度のばらつきが激しすぎる。
という特徴があります。そうなると、
「過去問は8割以上取れてるから得点源!」
というような科目も、難化したときに当たってしまうと、
「なんとか4割はとれた…」
ということもよくあります。
正直にいって、診断士協会は作問のクオリティがいまいちだと思います。
ただ、ある程度傾向もあり、
「3年連続難しい科目はない」
ということも言われています。科目合格は3年間有効なので、苦手科目でもあきらめずに受けていくと易化の年には合格できるでしょう。
5.試験会場はおじさんばっかり
これには本当に驚きます。当時、真夏の渋谷で1次試験を受けたのですが、試験会場を見回すと教室に50人近くいる中、女性は3人程度でした。
<イメージ>
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しかも、若い男性もほとんどいません。定年近く~定年後くらいの人たちが8割を占めます。
おそらく、定年を前に第二の人生というか第二のキャリアを見据えて試験を受けるという人が多いのでしょう。
真夏の教室に男ばかりなのでむさ苦しいです…。
女性は少しびっくりしてしまうかもしれません。
6.受験生応援サイト(一発合格道場、タキプロ)のクオリティがかなり高い
検索すると分かりますが、中小企業診断士の受験生の応援を目的としたサイトがいくつかあります。
その中でも特におすすめなのが中小企業診断士試験 一発合格道場とタキプロ です。
個人的にはサイトの見やすさから一発合格道場のほうが好きですが、どっちのサイトも「診断士の合格者が平日は毎日更新する」という特徴があります。
受験生がつまづきやすいポイントは「これでもか」というくらい丁寧で詳細な解説をしてくれています。
テキストで分からなかったポイントなどは一発合格道場の記事を見るとよく理解できたりします。
これらのサイトは見るだけで非常に勉強になるので、毎日の更新内容をすべて身につけていけばかなり力になると思います。
まとめ
中小企業診断士の1次試験が迫ってきて、日々勉強に追われている人も多いと思います。難易度のばらつきが激しいこともあるので、苦手な科目も易化したときには思いがけず科目合格できることもあります。
どの科目も今から勉強を始めてもまだまだ間に合いますので、諦めずに頑張ってください。